うつわ
📒使用前のお手入れと目止めの方法(耐熱陶器)
器は、最初に少しだけ“お手入れ”をしてあげることで、より長く、きれいに使い続けることができます。特に、陶器や土鍋のように吸水性のある素材は、使いはじめのひと手間がとても大切です。ここでは、使い始める前に行ってほしい「目止め」の方法をご紹介します。
耐熱陶器の目止めとは
耐熱陶器は磁器や半磁器に比べて吸水性が高く、水分や油分をゆっくりと吸い込む性質を持っています。そのため、そのまま使い始めると料理の色やにおいが染み込み、落ちにくくなってしまうことがあります。
こうした汚れを防ぐための知恵が「目止め」です。米のとぎ汁などに含まれるデンプン質で器の表面をコーティングすることで、染み込みを穏やかに抑えることができます。
完全に防げるわけではありませんが、使い始めにひと手間かけるだけで、その後のお手入れがぐっと楽になります。お気に入りの器をより長く、きれいに使い続けるためのおまじないとして、ぜひお試しください。
耐熱陶器(土鍋)の目止め方法
📝乾いた状態から始める
土鍋は吸水性が高いため、濡れたまま加熱するとひび割れの原因になります。洗って拭いたあとは、よく乾かしてから目止めを始めてください。
📝おかゆを炊く
土鍋の8分目まで水を入れ、残りごはんを加えてざっとほぐします。
弱火でゆっくり炊き、炊き上がったら火を止めて、ふたをせずにそのまま1時間ほど置きます。
※吹きこぼれの原因になるため、加熱中はふたをしないでください。

📝仕上げ
十分に冷めたら、おかゆを取り出して土鍋をやさしく洗います。その後は自然乾燥が基本。伏せて乾かす場合は、お箸などを挟んで風通しを良くすると効果的です。
乾いて見えても、内部に水分が残っていることがあるため、しっかり乾かしてから収納しましょう。

使用前のお手入れのまとめ
目止めは、吸水性の高い陶器や耐熱陶器を使い始める際の大切な下準備です。加熱や冷却時の「急な温度変化」は破損の原因となるため、必ず器が乾いた状態から始め、終わった後もしっかりと乾燥させてから収納してください。このシンプルな習慣が、カビやにおいの発生を抑えるためのポイントです。
器は使い始めたその瞬間から、少しずつ暮らしに馴染んでいきます。日々の積み重ねによって生まれる色の変化や風合いの深まりは、まさに器を「育てる」喜び。 最初のひと手間が、お気に入りの器を長く大切に使い続けるための第一歩です。
KOYO SOKO スタッフ -うつわ-
KOYO SOKO スタッフが
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